無農薬野菜を作ろう 定植の仕方

 さあ皆さん、苗の準備は出来ましたか?!いよいよ定植です。

 定植のときは事前に畑で間隔などを測り、スコップなどで植え穴をあけておきましょう。そしてその穴にたっぷりと水をやっておきます。植える苗にも鉢の土がしっかりぬれて、ポットからすっと外れるように水をたっぷりあげておきます。

 定植するのはよく晴れた日の午前中がお勧めですので、前日の夕方に水をやっておくのがベストです。難しい場合でも苗だけはやっておくとよいと思います。雨の次の日に定植するというのもいいですね。どうして晴れた日の午前中かというと、苗は気温が上がると活発に根を伸ばします。スムーズに根を伸ばすことがとても重要で今後の生育に影響します。(活着といいます)活着してしまえば、自分で水分を吸い上げしおれることもなくなってきますが、活着しなければ水遣りなどにも手間がかかりますし、生育もよくありません。雨の日に植えるのは、しおれる心配はありませんが、気温が低く根の活動が活発にはならないと思われます。

 苗を植えてから数日は苗をよく見ておきましょう。少々しおれても大丈夫、夕方に元気になっていれば問題ありません。株元に水をやるなら昼過ぎくらいまでにしましょう。あまり遅い時間にやると地温が下がって逆効果です。どうしてもやりたいのであれば葉水といって、じょうろで葉っぱだけにさっとかけてあげましょう。充分効果があります。定植前に苗にも土にもたっぷり水をやってありますから、葉水で補えるならそれだけのほうがよいと思います。

 実際に苗を植える作業はなれない方には疲れるかもしれませんが、植えた後の畑を見るのはすがすがしいものです。今後の実りが楽しみですね。次回は簡単に管理作業のポイントなどをお話して、この連載の最終回としたいと思います。

 

つづき    野菜作りスタート 管理作業について

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